EDなどの「性機能症状」

LOH症候群(男性の更年期障害)には性欲が減退するED症状も。その理由について解説しています。

ホルモンの減少で血管が老化

男性の更年期障害の代表的な症状に、EDや性欲減退などの性機能障害があります。性機能障害は男性の更年期障害に悩む多くの方が併発していると言われています。

男性ホルモンの重要な働きのひとつに、血管の健康を保つ一酸化窒素の供給があります。男性ホルモンが減少すると、血管内に十分な一酸化窒素が供給されなくなり、血管が老化していきます。

その結果、勃起に関係する血管が動脈硬化を引き起こしてしまいます。動脈の拡がりが不十分なために十分な血液が流れ込まないことがEDの原因と言われています。

男性の更年期障害は女性に比べてゆっくり進み、個人差が大きいのが特徴です。そのため、自分で分かりにくいというのが難点です。

しかしEDは更年期障害の典型的な症状なので、一つのサインとも言えます。「なかなか勃起しない」「最近、性行為に自信が持てない」「満足のいくような性交ができない」など性機能に変化を感じたら注意が必要です。

EDの症状

  • 性欲低下
  • 勃起障害

早期の治療で諸症状も改善

日本のED人口は1,100万人以上といわれており、もはやEDはメジャーな病気のひとつです。命に係わる病気ではありませんが、EDはパートナーとの関係の悪化や自信の喪失などで、ストレスや鬱を引き起こすこともあり、その症状はとても深刻なものです。

逆にEDが解消することでパートナーとの関係が修復され、睡眠障害やイライラなど、更年期の症状まで解消したケースも多数報告されているようです。EDの治療は他の更年期症状の治療にもつながるので、ストレスをためないうちに早めに対策を考えましょう。

ホルモン補充療法や漢方薬による治療

男性更年期障害によるEDの主な治療法としては、“ホルモン補充療法”が挙げられます。ホルモン補充療法とは、男性ホルモンの1種であるテストステロンを体内に注入する治療法です。

男性更年期障害を発症する最大の要因はテストステロンの減少によるものであるため、体内に不足しているテストステロンを補うことでEDなどの諸症状を緩和していきます。

また、男性更年期障害の治療に用いられる漢方薬もあります。効き目は穏やかではありますが、人間が本来持っている力を高める漢方は、更年期障害のように複雑な症状にも対応しやすいのです。

男性更年期障害に処方される漢方薬の中でも、“八味地黄丸(はじみおうがん)”は、性機能症状がある人に多く用いられています。

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