有効性が認められている漢方薬

男性更年期障害(LOH症候群)で処方される漢方薬について、その種類や効能を紹介します。

男性の更年期障害に処方される漢方

男性更年期障害の治療として、漢方療法が用いられることもあります。漢方は、人間本来の自然治癒力を高めて、体調を整えるためのものです。効き目は穏やかではありますが、様々な天然成分の作用により、複数の症状にアプローチできるのが利点。

更年期障害は全身に多様な症状が出る複雑な状態なので、漢方療法が効果を発揮するケースも多くあります。

男性の更年期障害によく用いられる漢方薬には、以下のようなものがあります。

八味地黄丸(ハチミジオウガン)

男性更年期障害で最も多く使われている、代表的な漢方薬です。下半身や生殖器の虚弱、疲れやすい、冷えなどがある人に処方されます。

補中益気湯(ホチュウエッキトウ)

抗うつ作用、食欲増進、免疫力を高める作用があり、虚弱体質で元気がない人、胃腸の働きが弱っている人、疲れやすい人などに用いられる漢方。

六味丸(ロクミガン)

排尿困難、頻尿、むくみ、手足のほてり、疲れやすい、EDなどのある人に処方されます。

柴胡加竜骨牡蛎湯(サイコカリュウコツボレイトウ)

精神不安、疲労倦怠、動悸、不眠、めまい、貧血、イライラなどの症状に対して用いられます。

桂枝加竜骨牡蛎湯(ケイシカリュウコツボレイトウ)

ノイローゼや不安を伴うEDのある人などに処方される漢方薬です。

清心蓮子飲(セイシンレンシイン)

残尿感、頻尿、尿が出にくいなど、泌尿器症状が強い人に用いられることがあります。

釣藤散(チョウトウサン)

更年期以降の慢性的な頭痛、めまい、耳鳴り、肩こり、物忘れなどに用いる漢方。

猪苓湯合四物湯(チョレイトウゴウシモツトウ)

慢性前立腺炎に用いられる代表的な漢方薬です。胃腸が丈夫で、泌尿器症状のある人に処方されます。

田七人参(デンシチニンジン)

体力増強や貧血改善など、更年期の諸症状の改善に役立つとされる漢方薬です。

漢方療法は、更年期障害の身体症状だけでなく、精神・神経症状や性機能症状の緩和にも有効とされています。ただし、漢方と言っても薬なので自己判断はせず、医師の診断を受けた上で適切に服用することが重要です。

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